2016年12月31日。SMAPが静かに解散したその日撮られた5人の、同刻、同場所の写真。木村拓哉(44才)ではなく、森且行(42才)がいた。その意味が半月以上たった今もファンの心をざわつかせている。
「これ、ほんとなの? 森くんもいる…。でもみんな、意外と酔っぱらってないんだな、どうなんだろうね、これ」
『女性セブン』に掲載された大晦日のSMAPメンバーの打ち上げの写真を見てそうつぶやいたのは布川敏和(51才)。かつてジャニーズ事務所に所属した元シブがき隊メンバーの「フックン」だ。
布川の言う「どうなんだろうね、これ」という思いは、ファンも同様に抱いている。こうであってほしい、こうなんじゃないか、こうあるはずがない、とそれぞれに思いを巡らせている。そんななか11日の日刊スポーツが「本当はキムタクにも連絡がきていた」と続報を報じ、ファンはさらにどよめいた。
ファン歴15年の会社員、浅田洋子さん(40才)は戸惑った。
「最初は“連絡がなかった”と聞いて、木村くんがハブられたんだ、と悲しい気持ちになったんです。他のメンバーはひどいって。だけど、連絡が来ていたのであれば、どうして木村くんは参加しなかったんだろうって考え込んでしまった。もちろん、家族がいるのはわかるんです。
だけど、仲間を大事にする木村くんの性格からしたら、たとえ忙しかったとしても、ちょっとだけでも顔を出すことだってできたんじゃないかな、って思うんです。だって、深夜2時までやっていたんですよね? 連絡があってもなくても、やっぱり5人の間には溝があったのかな…って勘ぐってしまいます」
これまでも人気絶頂にあるグループが解散することがあった。人気絶頂での解散だからこそ、ファンの「なぜ?」「どうして?」という思いに呼応してさまざまな憶測が飛び交うが、なかでも「不仲」はもっとも多い。
BOOWYも1988年の解散当時は氷室京介(56才)と布袋寅泰(54才)の不仲が原因だと報じられたし、1992年に解散したチェッカーズは、7人のメンバーの意見が割れて「4対3」に分かれて対立しているといわれていた。