人生楽ありゃ苦もあるさ。まさにこの言葉を体現するような波乱の人生を送っているのは、国民的ドラマ『水戸黄門』(TBS系)で初代・格さんを演じた俳優・横内正(75)だ。
1月中旬の昼下がり、築40年ほどのマンションから部屋着姿で出てきた横内。“全国行脚”で鍛えられているからか、その足取りは矍鑠(かくしゃく)そのもの。マンションの1階にあるコンビニで買い物を済ませると、足早に部屋へと戻っていった。このマンションは横内の個人事務所兼自宅である。横内と親しい演劇関係者が明かす。
「いま横内さんには30歳ほど年の離れた“奥さん”がいて、事務所兼自宅のマンションで一緒に暮らしているんです」
横内が幼なじみの女性と最初の結婚をしたのは1968年。3人の子供をもうけたが、1976年に共演女優の堀越陽子(66)との不倫が発覚して離婚。1981年に堀越と再婚し、一女をもうけた。再婚時、「二度と失敗したくない」と語っていた横内だが、結婚から24年、因果は巡る。
2005年10月、「横内から離婚届を突き付けられた」と、妻の堀越が女性誌に告白した。堀越は、横内の浮気によって夫婦仲が破綻、問い詰めると横内は家を飛び出し、生活費や娘の学費の支払いを拒否したと主張した。泥沼の熟年離婚トラブルに発展し、2006年3月にようやく離婚が成立したのだった。
横内の浮気相手と報じられたのが、2005年7月に横内が設立した新事務所の社長となったAさん(47)だった。元タカラジェンヌで横内との共演経験もある。当時、Aさんは女性週刊誌の取材に「横内とは特別な関係ではございません」と語っていた。
それから10年余。今も横内と寝食をともにしているのは他ならぬAさんだった。