かつての清純派女優が魅せた“女優魂”が男性客を虜にしている。観劇した40代の男性が顔を紅潮させていう。
「ずっとテレビで観てきた憧れの彼女が、目の前で大股開きになっているんですよ……。興奮してストーリーなんて頭に入ってくるわけないじゃないですか!」
1月11日から始まった長澤まさみ(29)主演のミュージカル「キャバレー」が“見応え抜群”と評判だ。
ブロードウェイで生まれた同作品は、戦前のドイツのキャバレーが舞台の物語。日本でも藤原紀香などの主演で何度も再演されてきた名作を、今回は松尾スズキ氏が演出する。松尾氏の舞台に立つのが夢だったという長澤は、公演前から「何でもやります!」と強い意気込みを見せていた。
松尾氏といえば、2002年の舞台「業音」で、荻野目慶子を脱がせ、観客に向かってナマのお尻を見せる過激な演出で話題に。今回も「推定Fカップ」の巨乳・長澤の大胆な“エロス”が見られるはずと本誌記者もたまらず劇場へ駆けつけた。
開演するとすぐ、胸元が大きく開いたタイトな衣装で長澤が登場。ダンスをしながら脚を大きく広げたり、前かがみになって谷間を見せつける。ステップを踏むたび、豊満なバストがブルンブルンと上下に揺れる。劇中7回の着替えがあるが、衣装はどれも谷間を強調するデザインで、バストの揺れをずっと楽しめる。
ビスチェにガーターベルトという過激な衣装の長澤は、相手役の小池徹平の歌に興奮し、たまらず自らの手で強く胸を揉みしだき、股間を弄りだす。「いいわあ……、もっと続けて」と腿をがばっと開いて座り、“M字開脚”の姿で恍惚の表情を浮かべるのだ。
興奮が最高潮に達したのが、「濃厚キスシーン」だ。もう一人の相手役・村杉蝉之介に対し、長澤は右から左から唇に吸い付くようなキスを重ねる。客席に荒い息遣いまで聞こえてくる。
最後の小池との絡みは、濡れ場と呼んでもいい過激さ。激しいキスを何度も交わすと、「ああ……」と声が漏れる。押し倒され、乱れたスカートから見える真っ白なナマ脚がなんとも眩しかった―─。大胆な挑戦を決断した理由はなにか。芸能ジャーナリストが背景を語る。
「彼女も今年の6月でいよいよ30歳。本人も『今のままのアイドル扱いでは続かない』と思っているようです。昨年の大河ドラマ『真田丸』では、台本になかった堺雅人とのキスシーンに応えて“演技派”として評価を高めた。今回の挑戦も将来への布石でしょう」
この妖艶さ、もっと開脚……、いや開花してほしい。
※週刊ポスト2017年2月10日号