第1話、開始4分で見知らぬ女性と突然キス。と思えば好きな人からのLINE(しかも気のなさそうな返信)に「脈ある!」と1人で大はしゃぎ。TBS系で火曜の22時からオンエアされているドラマ『カルテット』の一幕だ。
出された唐揚げにレモンをかけただけで急にキレたかと思えば、ヴィオラを演奏しながら白シャツからのぞかせる鎖骨から男の色気を香り立たせる。
面倒でウザい、なのにカワイイ、目が離せない男…高橋一生(36才)に女性たちがハマっている。
「前クールの『逃げるが恥だが役に立つ』」と同時間帯のドラマですが、一生さまのおかげで星野源さん(36才)の(演じた)平匡(ひらまさ)ロスが吹っ切れた、という感想をとにかく聞きます」(テレビ局関係者)
2017年冬ドラマでF2、F3層(35才以上の女性)の潜在人気ダントツ1位といわれるのが『カルテット』(TBS系)。松たか子(39才)、満島ひかり(31才)、松田龍平(33才)と高橋という4人の実力派が絡むラブサスペンスで、脚本は『東京ラブストーリー』や『最高の離婚』の坂元裕二氏が担当。その中で大注目なのが家森諭高役を演じる高橋だ。
こんな逸材どこに隠れていたのかという声も多いが、
「高橋さんは子役時代からキャリア27年のベテラン。声優としては14才の時にジブリ映画『耳をすませば』の主役を務め、ドラマでは『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)で長瀬智也(38才)の同級生役を演じて注目。最近は、映画『シン・ゴジラ』のオタクな役人役で“高橋萌え”といわれていました」(芸能関係者)
1月27日に『耳をすませば』がテレビ放送されると、視聴率は放送10回目にして14.5%と、前回放送時を上回る人気ぶり。これも「一生」効果と評判だ。現在放送中の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)では、柴咲コウ(35才)演じる直虎に密かな恋心を寄せる小野政次を演じ、共演の三浦春馬(26才)と人気を2分する。
今までその魅力を発掘できなかったのが信じられないほど、ここに来て魅力がダダ漏れの高橋だが、プライベートでも波瀾万丈の歴史があった。
『名前をなくした女神』(2011年、フジテレビ系)で共演した尾野真千子(35才)との同棲を女性セブンが2012年3月に報じたが、ほどなく破局。
「同棲報道3か月後に、尾野さんとほっしゃん。(現・星田英利、45才)のデートが写真誌で報じられたんです。ちょうど朝ドラ『カーネーション』が終わった直後のこと。でも高橋さんは一切恨み節を言わず、彼女が女優として大事な時期だから同棲を解消した、と説明。男らしかったですね。その後、田中麗奈さん(36才)との交際もありましたが彼女も別の男性と結婚しました」(芸能記者)
哀しい恋の物語を超えて、さらに魅力を纏った高橋。しばらく恋愛は封印してほしいです。
※女性セブン2017年2月16日号