大川隆法総裁が「霊」を降ろす形で“霊言インタビュー”が行われ、驚異的なペースで霊言本が出版されている幸福の科学。選挙となれば「幸福実現党」が多数の候補者を擁立し戦う。こうした活動は信心のない一般人には理解しにくいが、大川総裁のどんな教えが背景にあるのか。幸福実現党の釈量子党首が答えた。
──大川総裁に、どんな教えを受けたのか。
釈:私が幸福の科学に出会ったのは大学3年生の時でした。アルバイト先の先輩が大川総裁の教えをしゃべっていたのをふと聞いたのがきっかけです。その後、大川総裁の著書を読みました。中でも『仏陀再誕』という書は衝撃的でした。
〈諸々の比丘、比丘尼たちよ(*)〉
(*幸福の科学によると、「釈尊在世当時のインドでの呼称で、比丘とは男性の出家修行者、比丘尼は女性の出家修行者のこと」という。)
〈あなたがたが眠っていては、私は本来の仕事ができないではないか〉
これらの一節を自室で読んだ時、あまりの衝撃で畳に突っ伏したことをよく覚えています(そう語り、目を赤くして涙ぐむ)。
──党首として、大川総裁とどんな話をするのか。
釈:総裁は、党首の私でもおいそれと話をできるようなものではありません。直接お話しをすることは少ないですが、御説法経典や霊言本の御解説、まえがき・あとがきなどで総裁の考え方は全て示されています。トランプ氏やフィリピンのドゥテルテ大統領など数多くの霊言本や経典が出されています。
私の守護霊も降ろして本になっています。私は九州で演説をしていて守護霊インタビューには立ち会っていないのですが、総裁は私のすべてをお見通しでした。
──幸福実現党は、地方議会で議員が誕生しているものの、国政ではまだ当選者がいない。
釈:命がけで支援してくれる方々がいる中で、私たちの努力不足で申し訳なく思っています。ただ、やろうとしていることは理解されていると感じています。今、世界から「我が国でも幸福実現党を作りたい」という声も寄せられています。大川総裁のお考えは、世界に広まっているのです。
※SAPIO2017年3月号