「結婚して2年。今もラブラブ」。そんなナレーションが入り、夫・片岡愛之助(45才)を支える藤原紀香(46才)がアップで映し出される。着物姿でかいがいしく楽屋を回る姿、世話を焼く姿、支える姿、気を揉む姿、お墓参りする姿、新婚旅行でハシャぐ紀香の姿──。12月10日の特番『片岡愛之助の生き方』(BSフジ)のワンシーンだ。約1年半にわたり密着取材を行ったという愛之助の素顔が明かされたが、「主役」はやっぱり紀香だった。
「放送前の触れ込みは『歌舞伎に情熱を傾ける愛之助』特集でしたが、フタをあければ『梨園の妻・紀香』という感じでした(笑い)。小さく映っていても自然に紀香さんに目がいっちゃうんですよね。普段見られないふたりの姿満載で見所たっぷりでしたが、一部では結婚当初から“冷戦”状態といわれていた愛之助さんの“お父さん”がコメントも姿も一切出していなかったことが物議を醸しているようです」(芸能関係者)
愛之助が歌舞伎の師匠である片岡秀太郎(76才)の養子となったのは1993年のこと。翌1994年に秀太郎は27才下の女性と再婚しているので、紀香には“3才上”の義母がいる。“冷戦”のきっかけは2016年3月31日に行われたふたりの結婚報告会見だった。
「秀太郎さんは結婚会見を見ていないと言い、梨園にとって大切な興行を控えていた直前の会見に苦言を呈しました。そして、興行初日に来るなと紀香さんに釘をさした。時期も考えずに結婚を強行したふたりに思うところがあったんでしょう。3才しか年が違わない嫁姑の仲を心配する声もありました」(歌舞伎関係者)
それから2年、今なお関係は改善されていないままなのか…と思いきや事態は大きく変わったという。
「紀香さん、最近はすごくうまくやっていますよ。贔屓筋の評判もいいですが、何かにつけてしっかりお義母さんに相談して時間があればすぐに大阪のお義母さんの元へ通って…とやってきたわけですから、自然と秀太郎さんも打ち解けたんでしょう。愛之助を頼む、よく面倒みてやってくれ、と声もかけているようです。いつの間にかしっかり味方につけているところがさすが紀香さんですね。秀太郎さんが番組にかかわらなかったのは不仲だからなんてないです。若い夫婦が遠慮しないように気を使ったんじゃないですか」(前出・歌舞伎関係者)