国際情報

習近平氏 9回目の暗殺未遂にショックを受け一時入院か

習氏は一時も気が休まらない

 中国の習近平国家主席が年の瀬の差し迫った昨年12月下旬、人民大会堂での会議が終わった駐車場で専用車両に乗ろうとした際、爆発物が破裂。習氏は腹痛を起こし、そのまま北京市内の中国人民解放軍直属の「中国人民解放軍総医院(略称「301病院」)に緊急搬送されていたことが分かった。今回の病院搬送は極度の緊張が原因との見方もでている。米国を拠点にする中国問題専門の華字ニュースサイト「博聞新聞網」が301病院の関係者から独自に聞いた話として伝えた。

 習氏一行が病院に駆け込んだことで、病院は一時的に閉鎖措置をとられ、他の患者は締め出されるなど、厳重警戒措置が敷かれたという。

 人民大会堂に仕掛けられた爆発物は軍が使用しているものであることや、人民大会堂には一般市民は立ち入ることが禁止されていることから、爆発物は軍幹部によって持ち込まれて設置された可能性が高いとみられている。当日の防犯カメラ映像などがチェックされているほか、軍の警備担当者も個別に事情を聞かれているもようだ。

 中国では昨年、軍最高指導部に当たる中央軍事委員会委員である房峰輝・元中央軍事委連合参謀部長や張陽・中央軍事委政治工作部主任が腐敗容疑で事情聴取を受けたあと、軍の要職を罷免されている。このうち、張氏は自宅で自殺している。このため、爆発物を仕掛けたのは、両者に連なる軍幹部ではないかとみられている。年末から年始にかけて、軍幹部が集中的に事情を聞かれているという。

 習氏の容態だが、過度の緊張状態になり、その影響で胃痛が出たものとされ、深刻な影響はない模様だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

600〜800回は盗撮行為をやったと供述している、”東海の撮り師”こと今村諭太容疑者(本人SNSより)
「パンチラ撮りまくりたい!」制服姿の10代女性のスカートにスマホを…犯行600回以上、“東海の撮り師”今村諭太容疑者、職場では「急に仕事を休むことが…」同僚が覚えた違和感
NEWSポストセブン
三菱UFJ銀行でまさかの窃盗事件(時事通信)
「同居の義父とは家庭内別居状態」三菱UFJ女性元行員・今村由香理容疑者「化粧っ気もなくて…」順調なキャリアに現れていた“異変” 【貸金庫窃盗事件】
NEWSポストセブン
犯行後、田村瑠奈被告がホテルのフロントに“お願い”した電話の内容とは(右/ホテルの公式サイトより)
《頭部のない全裸の遺体が土下座のように折りたたまれ…》犯行後、田村瑠奈被告がホテルのフロントに“お願い”した電話の内容【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能からの退社を発表した濱口優(時事通信フォト)
よゐこ濱口優、松竹退社の裏にパワハラか「スタッフの前で罵倒」「不機嫌になって無視」などでマネジャーが次々交代 「結婚後により態度が悪くなった」の指摘も
女性セブン
年末の夜に地元の藤沢で仲間と忘年会をしていた中居正広
渦中の中居正広が地元藤沢で仲間と忘年会「浴びるように飲んで悪酔いしていた」 活動再開は“絶望視”、強気な声明文は引退への“工作”か
女性セブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋消せる」「殺人 時効」田村瑠奈被告の父親のスマホから見つかった“生々しすぎるネット検索ワード”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
序盤で3敗を喫した琴櫻(写真・時事通信フォト)
琴櫻の綱取りが絶望的ななか気を吐く“もうひとりの横綱の孫” 好角家・やくみつる氏は「父親譲りの突っ張りが出ると強い」「静かに見守りたい」と期待
NEWSポストセブン
韓国籍の女子学生のユ・ジュヒョン容疑者(共同通信)
【法政大学ハンマー殴打事件】「私の頭を2回ほど強めに叩いて降りていった」事件前日に容疑者がバスで見せていた“奇行”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
《アフターピル服用後…お守り代わりにナイフが欲しい》田村瑠奈被告、「手帳にハートマーク」「SMプレイの自主練」で待ち望んでいた“事件当日”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
中居の“芸能界の父親代わり”とも言われる笑福亭鶴瓶
《笑福亭鶴瓶が語った中居正広の女性トラブル》「相談してくれたら…」直撃に口をつぐむほどの深刻さ『ザ!世界仰天ニュース』降板発表
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告
「ゴムつけなかっただけで…」田村瑠奈被告が襲った被害男性の「最後の言葉」視界、自由を奪われて…【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
狩野舞子
《元女子バレー狩野舞子》延期していた結婚発表のタイミング…大谷翔平との“匂わせ騒動”のなか育んだ桐山照史とステルス交際「5年間」
NEWSポストセブン