明治維新150年の節目にスタートしたNHK大河ドラマ『西郷どん』が、序盤からすでに“史上最も展開が読めない大河”と話題だ。本誌・週刊ポストだけが知った序盤の見どころを公開する。
●一橋慶喜の遊び人っぷりに注目!
江戸に来た西郷隆盛(鈴木亮平)は、遊郭が多数存在した品川宿を訪れる。ある旅籠屋で、私娼である飯盛女をはべらかす“ヒー様”こと一橋慶喜、のちの徳川家最後の将軍と運命の出会いを果たす。歴史作家の井手窪剛氏が語る。
「慶喜は実際に市井の人々と接点があった人だし、子だくさんの“性豪”としても知られる。行き過ぎの感はあるが演出としては悪くない」
●下戸のはずの西郷が生涯忘れられない宴会
養女・篤姫(北川景子)の徳川家定(又吉直樹)への輿入れが決まり上機嫌な薩摩藩主・島津斉彬は、西郷を呼び出して夜通し飲み明かす。西郷が下戸だったのは有名な話で、原作でも下戸だが、ドラマの西郷はこの場面で「生涯忘れられない記憶になった」と語ることになる。
●北川景子が春画を見て赤面する
輿入れを控える篤姫に、教育係・幾島(南野陽子)が渡したのは春画。これを手本に将軍の世継ぎを生めというのだ。篤姫は顔を赤らめながら「幾島がこげん卑猥な本を見るんが好きじゃったとは知らんかった」と薩摩弁で猛抗議する!
※週刊ポスト2018年1月26日号