芸能

大原麗子さん闘病時、病室で“2人の夫”が鉢合わせて…

バーでの愛称は「ビッチ」だった(提供/吉野ママ)

 昭和スターたちが集った六本木の伝説のゲイバー「吉野」。38年間ママを務めた吉野寿雄氏(88)は高倉健との交友でも知られたが、高倉と同じく“孤高”のイメージをまといながら吉野ママと特別な関係を築いたのが、8月3日に没後10年を迎えた女優・大原麗子さんだ。吉野ママが明かす。

 * * *
〈1973年、当時すでにスターとなっていた大原と、デビュー間もない渡瀬恒彦の結婚は「格差婚」と報じられた〉

 渡瀬さんと初めて会ったのは、2人の「結婚祝い」にレストランで食事をした時。そこには高倉健さんも来てたの。渡瀬さんは大先輩の健さんがいるから緊張していたのかしら? ビッチ(大原さんは背が小さかったため“チビ”を逆にした“ビッチ”という愛称で呼ばれていた)の隣に大人しく座っていて、寡黙な人というイメージだったわ。

〈1975年、大原は、後々まで彼女を悩ませる「ギランバレー症候群」(主に筋肉を動かす運動神経に障害が生じ、四肢に力が入らなくなる病気)を発症する。吉野ママと中華料理を食べた後に足が動かなくなって階段を降りられなくなり、ママの勧めで病院に行ったところ、病気が発覚したのだという。大原は治療のため、芸能活動を休止し、入院することになった。そのことが、大原の人生を大きく動かした〉

 森(進一)君から突然電話があって、「麗子のお見舞いに行きたい。よしの、一緒についてきてくれないか」って言うのよ。もう国民的歌手になっていた森君は全国ツアーの真っ最中で、「少し時間が出来たから」って。一緒に病院に向かったのね。

 病室に入ったら、渡瀬さんがいた。寝ないで看病していたのかしら、疲れた様子だった。渡瀬さん、森君と私が来たのを見ると何かを察したのか、そっと出ていったの。

 その後森君が「麗子、大丈夫?」って声をかけて慰めて。「麗子、俺と結婚すれば良かったんだよな」って言ったのよ。今思えばここが2人の“二度目の始まり”だった。

関連記事

トピックス

被害男性は生前、社長と揉めていたという
【青森県七戸町死体遺棄事件】近隣住民が見ていた被害者男性が乗る“トラックの謎” 逮捕の社長は「赤いチェイサーに日本刀」
NEWSポストセブン
体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
1980年にフジテレビに入社した山村美智さんが新人時代を振り返る
元フジテレビ・山村美智さんが振り返る新人アナウンサー社員時代 「雨」と「飴」の発音で苦労、同期には黒岩祐治・神奈川県知事も
週刊ポスト
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
【視聴率『愛の不時着』超え】韓国で大ヒット『涙の女王』 余命宣告、記憶喪失、復讐など“韓国ドラマの王道”のオンパレード、 華やかな衣装にも注目
【視聴率『愛の不時着』超え】韓国で大ヒット『涙の女王』 余命宣告、記憶喪失、復讐など“韓国ドラマの王道”のオンパレード、 華やかな衣装にも注目
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
タイトルを狙うライバルたちが続々登場(共同通信社)
藤井聡太八冠に闘志を燃やす同世代棋士たちの包囲網 「大泣きさせた因縁の同級生」「宣戦布告した最年少プロ棋士」…“逆襲”に沸く将棋界
女性セブン