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アマゾン、マイクロソフトのCEOの年俸は約1億円

 円高を悲観論だけで語るのは愚かだ。現在は「最強国家」を創造するまたとないチャンス。日本が買うべき「超優良資産」を紹介しよう。

 買収の好機にあるのは、何も企業などのハードばかりでない。究極のソフトである人材を手に入れることも容易になる。海外の有能な頭脳にヘッドハンティング攻勢をかけるのである。

 例えば、ネット通販大手のアマゾン(米)のジェフリー・ベゾスCEOの年俸はたった1億円。インターネット創世期にいちはやくビジネス・チャンスを見出し、家のガレージにパソコンを並べて商売を始め、売上約2兆円の企業を作り上げた。日本企業が年俸3億円の掲示で雇えて、新規事業の立ち上げを任せられたなら、十分にリターンが見込める人物だ。

 また、「経営者の人材が不足している」といわれる日本企業にとって垂涎の人材が、世界最大のソフトウェア会社マイクロソフト(米)のスティーブ・パルマーCEO。パルマー氏がビル・ゲイツという異能の技術者を上手くコントロールしたから、いまのマイクロソフトの繁栄がある賞される敏腕経営者である。こちらも年俸は1億円。

 まぁ、あり得ないような話ではあるが、実現すれば技術大国復活の特効薬になるかもしれない。

※週刊ポスト2010年9月10日号

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