米球界の盟主・ヤンキースが、日本球界屈指の好打者・青木宣親(28)に興味を示しているという。
8月19日、ヤンキースのスカウト部長(プロ担当)のビリー・エプラー氏が極秘来日し、札幌、千葉、東京ドーム、神宮、京セラの各球場を回って、ダルビッシュをはじめとする日本人選手の入念なチェックを行った。これについて、スポーツ紙デスクは「神宮がクサい」と前置きし、
「狙いはヤクルトの青木宣親。本人にメジャー志向があるだけでなく、某コーチや主力選手との確執が囁かれ、チーム内で浮いている。ヤンキースはそうした情報もキャッチしたようだ」と、語る。
7月に死去したヤンキースのスタインブレナー・前オーナーが、イチローを獲得しなかったことを悔やんでいたのは有名な話。それゆえ「亡きボスのために、“第2のイチロー”といわれる青木を獲りにいくことも考えられなくない」(米紙ヤンキース担当記者)という事情があるようだ。
※週刊ポスト2010年9月10日号