94年のドリームジャンボ2等1000万円的中を皮切りに、17年連続で1000万円以上の高額当せん38本、当せん金総額なんと35億7500万円を誇る売り場がある。
武田信玄ゆかりの山梨・甲府市のJR甲府駅から車で20分、「フーズボックスいわした」(甲斐市)がその強運売り場だ。
その名が示すように、そもそもは1948年(昭和23)年創業の食料品店だった。宝くじ販売は77年からで、その2年後には年末ジャンボ1等2000万円の当せんを出している。
「昨年の年末ジャンボでも1等3億円が出て、そのうえ1等の組違い賞が11本も出ました。おかげで東京、静岡、長野からも買いに来る人がたくさんいて、多い日は3000人近い行列ができます」こう話すのは、創業当時から売り場に立つ岩下コトさん(88才)。
「うちでは連番とバラを別々のカゴに入れてお客さんは手を伸ばして自分で触って好きなくじを選べるようにしているんです。買いたい組番組があれば、私が探してあげるようにもしています。ある程度は自分でくじを選べるから、お客さんも満足してくれるようです」(コトさん)
その結果は、これまでの実績が示す通り。しかもコトさんの番号調べで当たったという高額当せん者が多いだけに、店は山梨県一の回収率を誇っているという。
※女性セブン2010年9月9日号