迫力の女装姿と辛口トークでバラエティー番組などで一度見たら忘れられないのこの人は、マツコ・デラックスからも慕われているミッツ・マングローブ。『彼女』は、意外にもセレブな素顔を持っていた。
「肩書はズバリ『女装家』。『そんな職業はありませんよ』とか、『意味がわかりません』なんてメールが届くけど、肩書きでしか物事を判断できない人に対して、あえて皮肉をこめて、こう名乗らせてもらってます。ま、ザックリした言葉で片付ければオカマですよ(笑い)」
女装歴はかれこれ15年目。小さいころから女装に憧れを抱き続け、学生時代から時折、女装をしてバンド活動をするようになったのだという。
「そのうち、新宿2丁目のクラブで行われるゲイパーティーなんかで女装して踊るようになって、いまに至るって感じかしら」
さらっと語るが、ミッツさんは慶應義塾大学卒で、イギリスの才額に留学経験もある『才媛』。父親は大手百貨店の元店長で、兄弟や親戚もセレブ揃いというエリート一家だ。
3年前からは、東京・丸の内のオフィスビル街にあるカラオケスナック『来夢来人』のママとして多忙な日々を送る。
「女性ひとりでも疲れを癒せるお店にしたかったんです」
先日はついに念願のCDデビューも果たした(『ヒメのたしなみ2』コロムビアミュージックエンタテインメント)。それにしても“彼女”の美声に耳を傾けているとなんだか聞き覚えのあるような気が…。それもそのはず、おじはアナウンサーの徳光和夫なのだ!
「おじがお店に顔を出すこともたまにありますよ。女装ばバレたときは、反対するどころか『面白い、面白い』っていってくれて。ま、オカマ好きなのね(笑い)」
こんなウィットに富んだトークが女性客たちにもウケている。
「最近の女性ってかわいさを放棄しちゃってる人が結構、多いのよね。けど、男の8割がたは女のかわいらしさにグッとくるもの。仕事はバリバリやってもいいから、アフターファイブは男の目を意識してブリブリぐらいかわいげを忘れないでね」
女装化の意見は手厳しい!?
※女性セブン2010年9月9日号