ついついハマってしまうのがギャンブル。時に身を滅ぼすパターンもあるが、「ギャンブル依存症」の相談と治療に取り組む田辺等・北海道立精神保健福祉センター所長に「ギャンブル依存症」自己診断チェックリストを教えてもらった。これは米国の診断基準をベースに二本の実情に合わせて北海道立精神保健福祉センターが作成したもの。5個以上当てはまる人は、病的ギャンブラーの可能性がきわめて高い。3個以上当てはまる人は、ギャンブルの楽しみ方を今一度見直してみてはどうだろう。
□ギャンブルのことを考えて仕事が手につかなくなることがある
□自由なお金があると、第1にギャンブルのことが頭に浮かぶ
□ギャンブルに行けないことでイライラしたり、怒りっぽくなることがある
□一文無しになるまでギャンブルをし続けることがある
□ギャンブルを減らそう、やめようと努力してみたが、ダメだった
□家族に嘘を言ってギャンブルをやることがしばしばある
□ギャンブル場に、知り合いや友人はいない方がよい
□20万円以上の借金を5回以上したことがある、あるいは総額50万円以上の借金をしたことがあるのにギャンブルを続けている
□支払い予定の金を流用したり、財産を勝手に換金してギャンブルに当て込んだことがある
□家族に泣かれたり、固く「禁ギャンブル」を約束させられたりしたことが2度以上ある
※SAPIO2010年9月8日号