10月14日から開始するドラマ『渡るドラマは鬼ばかり』(TBS系)第10シリーズだが、今シリーズをもって同作は終了する。そこで、脚本家の橋田壽賀子さん(85)にこのタイミングで終わらせる理由を聞いてみた。
「本当は、1年半前に第9シリーズが終わったとき、プロデューサーの石井ふく子さん(84)に、“作者もプロデューサーも、それから俳優さんももう年だから、ここらで終わりにしましょうよ”といったんです。でもTBSは今年が創立60周年ということもあって、もう1シリーズ続けることになったんですよ。
私も85才ですからね。やはりドラマの作り手としては、みなさんにきちんとメッセージが届くようなもの、そして面白いといわれる作品を書いて、元気なうちに終わりたいんですよ。だから、もうこれでピリオドを打とうと…」
そして、終了するにあたっての気持ちについては「とにかく、こんなに続くなんて思わなかった。1年で終わると思ってましたから。いまは寂しいっていうより、やれやれっていう感じですよ(笑い)。でもね、最後のシリーズをいま書いていますから、まだ終わってないの」とのこと。
※女性セブン2010年9月16日号