1日は誰でも24時間にもかかわらず、上がる成果が社内で千差万別なのは時間の使い方に拠る所が大きい。『すごい「勉強法」』の著者である資格コンサルタント・高島徹治氏はいう。
「通信環境の向上や人件費削減によって個人が抱える仕事量は年々増している。これからのビジネスマンには限られた時間を有効活用する術が求められる」
興味深いデータがある。『PRESIDENT』誌とgooリサーチは、個人年収1500万円以上306人、500万円台311人を対象にして「時間の使い方」に関する調査(09年11月20-23日)を行なった。
「【1】1日のうち何にどのくらい時間を使っているかを把握している」「【2】時間帯ごとにやることを決めている」との問いに対し「当てはまる」と答えたのは、年収1500万円以上の人が【1】19.3%、【2】44.8%。一方の500万円台は【1】7.1%、【2】30.8%だった。
生産性の高い人ほど自己流の時間管理術を持っている、とは高島氏の分析だ。
※週刊ポスト2010年10月1日号