時間管理の極意とはいかなるものか、週刊ポストでは、40歳以上かつ年収1000万円以上のサラリーマンの習慣を調査した。以下、その極意を紹介しよう。
「午前は、始業後もなるべく電話に出ない。メールチェックは15分と決め、まとまった時間を作るため工夫している」(飲料・42歳)
「厄介なことほど朝一番で済ます。謝罪や御礼など先方の感情に関わる場合、早いほど誠意を表わすし、こちらもその後、気持ちよく仕事できる」(生保・45歳)
「就寝前に、翌朝やることをiPhoneにメモする。それを眺めながら通勤すると出社後すぐに業務を開始できる」(生保・47歳)
「パソコン画面に複数のファイルやサイトを開いている人がいるけど関係ないものは必ず閉じ、複数業務を並行しない」(電機・49歳)
「情報に流されないように、googleアラートなどで特定テーマに絞りニュースを集める。際限のないツイッターやSNSは業務中に絶対に見ない」(飲料・44歳)
「飲み会が長引き深夜帰宅になっても起床時間は変えない。代わりに翌日は昼食を10分で済ませ、残り時間で昼寝する」(商社・43歳)
「通勤電車を決めているように退社時の電車もあらかじめ決めている。しめの時間を常に意識できるので、予定が入っても家に着く時間は同じ」(金融・50歳)
余暇の過ごし方も見過ごしてはならない。
「週末も平日同様に朝6時に起きる」(IT・40歳)
「視聴時間を制限するためテレビは録画済み番組しか見ない」(化粧品・54歳)
「急に時間が空いた時のため“やることリスト”を持参している」(通信・48歳)
日頃から自らにルールを課す志の高さが窺える。
※週刊ポスト2010年10月1日号