「日本で卵子提供による体外受精や代理出産は法律上グレーですが、米国カリフォルニア州では合法です」というのは、海外での卵子の提供による体外受精や代理出産を扱うエージェント「ミラクルベビー」(米国・ロサンゼルス)の担当者。日本人の依頼者は年間50組ほどいるという。
「日本人依頼者は渡米して担当ドクターの検診を受けます。問題がなければ、弊社に登録するドナーの写真や12ページ以上のプロフィールからドナーを選びます。プロフィールは学歴、髪や目の色といった容姿など多岐にわたります」
では、いくらかかるのかというと…。
「卵子提供の場合は、通訳や送迎サービスもつけ費用はおよそ4万5000ドル(約380万円)。弊社の責任は受精卵を依頼者の子宮に戻すまでで、それ以降妊娠してもしなくても費用は変わりません」
最近は、費用などの面からアジアも注目されている。日本人向けの卵子提供、代理出産エージェンシーの「メディブリッジ」はインドでの代理出産と韓国での卵子提供による体外受精をコーディネートしている。費用は前者が730万円程度、後者が350万円程度という。
※女性セブン2010年9月16日号