東海エリアのファッション誌『TOKAI SPY GIRL』などで活躍するモデルの佐藤かよ(21)が8月31日にオンエアされた『魔女たちの22時』(日本テレビ系)で自分は男性だと告白し、大騒動になった。
小学校のときから“女の子っぽい”という理由でいじめられたことは一度もなく、家族も理解を示してくれたというが、性同一性障害による葛藤はずいぶんあったという。佐藤は語る。
「一度死んで、女の子に生まれ変わったほうが早いんじゃないかって、何度も死にたいって思いました。母親も“なんで普通に産んでくれなかったの?”って責めたり…。母は私以上にすごい悩んでいたと思います。でも“あなたは私の子供に変わりない。そばにいてくれればいいから”っていってくれて…本当にうれしかった」
現在、佐藤は戸籍以外はほぼ女性になった。「父も私の理解者なんですが、それでも理解できる部分と理解できない部分があるみたいで。でもいつか、戸籍も変えられたら、資格試験とかにも挑戦したい。そうしたら父も喜んでくれるかなって」
前出の『魔女たち-』では、はるな愛(38)と共演したが、「多くの友達が“私”を受け入れてくれたのはきっとはるな愛さんがいてくれたから。私自身も同じ境遇の子に、選ぶ道はたくさんあって自分で決めて進んでいくことができるってことを証明したいです」
そう話す彼女の大きな目はきらきら輝いていた。
※女性セブン9月23日号