たばこが増税され、これを期に禁煙をする人もいるだろうが、たばこが女性にもたらす危険性を指摘する声もある。たとえば子宮がんの危険性が2倍になるうえ、妊娠率が低下。早産・流産の率が1.2-1.5倍になり、低体重児の出生率も増加することが知られている。
妊娠中だけ禁煙して、出産後に再開する女性も少なくない。もちろん、赤ちゃんの受動喫煙の影響がもっとも大きいが、肌のハリがなくなる、シミやシワができやすい、髪がバサバサになるなどのデメリットもある。
実は女性の喫煙率は年々上昇していて、2010年の喫煙人口は、昨年に比べて11万人増の655万人。自分が吸う女性は、夫以前に、まず自ら禁煙するのが先決だ。その際、女性ならではの“秘技”があるという。
禁煙外来担当医が語る。
「アメリカでは女性の禁煙成功率は月経周期と関係があるという研究報告がなされています。それによると、禁煙するなら月経が終わった直後からがベストタイミング。月経の2-3日前から月経期間中はイライラがつのり、ついたばこに手を出しがち。月経が終わったところでスタートすれば効果的でしょう」
※女性セブン9月23日号