芸能

嵐・大野から注目してもらうにはうちわに「釣って」と書く

 いまやプラチナチケットとなっているアイドルグループ・嵐のライブチケットだが、ライブを楽しむまでには、「チケット入手のコンサート」「グッズ持ち込みを含めた各種ルールの遵守」など、様々な関門が待ち構えている。これらをクリアし、いよいよ夢にまで見た嵐のライブがスタート! だが、ここでもファンの中で浮かないためのルールをマスターしておく必要がある。

 基本的にMC中に叫ぶのは厳禁。叫ぶファンは新参者と見なされ、白い目で見られる。デビュー当時から追っかけをしている50代主婦は語る。

「昨年、最後の挨拶中の叫び声がすごくて、ニノが“ちょっとごめん、いま俺しゃべってるから”といったことがあったんです。古参には許せないでき事でした」

 メッセージが書いてあるうちわを見かけると、大野はそのうちわに向かって「あなたに!」というように指をさし、ピースをしてくれる確率が高い。ちなみに趣味が魚釣りの大野。「釣って」と書いてあるうちわを持ってる人には、釣りのポージングをしてくれる。

 今年初お目見えだったのがウオーターキャノン砲。曲に合わせて会場に水が噴き上がると、熱い空気が一気にひんやり気持ちいい夜風になった。

「でもアリーナ席は通り雨に打たれたようにびしょ濡れ状態。みんなグッズで販売されていたフードつきタオル(2800円)を一斉にかぶりました」(ファン歴5年の40代主婦)

 ツアーの演出は事務所社長やスタッフ任せでなく毎回メンバーが中心に考えるという。

 場外には、いわゆる「音漏れ組」も1万人以上いたといわれている。会場の近くにある明治公園内ではシートを広げお祭り気分で、キャンプ用のテーブルセットを広げたりする人も。コンサートが始まると、ツアーTシャツを着用し、音に合わせてノリノリで踊るファン多数。

「会場外もコンサートさながら。なんか妙ーな一体感が生まれるんですよね(苦笑)。もちろん5人には会いたかったけど、せっかくだから楽しまなくちゃ!」(女子高生)

 一方でこれが近隣住民の間で問題化しているが、これに対してもファン同士でマナーを注意しあうなどしている。

※女性セブン2010年9月23日号

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