小麦色の笑顔とバツグンのプロポーション。初代クラリオンガールとして絶大な人気を博したのがアグネス・ラム(1956年生まれ)だ。当時、雑誌界では「彼女の水着グラビアを載せれば売り上げ20%アップは間違いなし」といった「伝説」が囁かれ、ハワイのオアフ島にある実家には日本からの観光客が大挙して押し寄せた。(週刊ポスト2003年9月5日号より)
アグネスはオアフ島から飛行機で30分のカウアイ島で、20年以上前に結婚した夫と2人の子供と4人暮らし。主婦業に専念していると、2003年にアグネス本人が語っていた。
「夫の仕事は船長で、時には観光客を乗せてカジキマグロなどのトローリング漁に出かけたりします。私たちは地元の高校の先輩後輩。日本で仕事をしている頃にプロポーズされたけど、忙しくて断っていた。でも彼はずっと待っていてくれたんです(笑い)」
今でもショッピングセンターなどで日本人から声をかけられるという彼女。
「もう25年も昔のことなのにと思うと、ファンの皆さんへの感謝で一杯。そういえば、最初に日本に行ったときは、ホームシックで泣いていましたね。ビルもいっぱいあるし、こんなに人が多いのかとショックでした。思わず町中を歩き回ってヤシの木を探したくらい(笑い)」(アグネス)
日本では、いまだに根強い人気を持つアグネス。芸能界復帰はないのか?
「その気持ちはありません。仕事で水着を着ていましたが、実は私は泳ぎが苦手なんです。だから水着を着ることはもういないですね。昔、プールで仰向けになる撮影シーンではスタッフに水中で支えてもらったり、CMで水に飛び込むシーンは「泳げない」と周囲にいえなくて本当に怖い思いをしました。でもそれも今では貴重な青春の思い出ですね」