結婚、出産を経ても過激なパフォーマンスをし続けているアーティストといえば、米国のお騒がせ歌手マドンナ。そしてかつて『和製マドンナ』と称されたのが『学園祭クイーン』として活躍したSHIHO(1968年生まれ)だった。SHIHO本人が当時の状況を振り返った。(週刊ポスト2003年9月5日号より)
「当時の過激な衣装や振り付けは全部自分で考えたんです。『脱ぐのをやめたいというタレントが多い中、お前みたいに着ているものを脱ぎたがるタレントは面白い』と事務所の社長に気に入られて、どんどん過激にさせてもらったんです。ピーク時の睡眠時間が2時間でしたけど、楽しくて仕方がなかったですね」
目論見通り「学園祭クイーン」としての地位を確立したSHIHOは、その後もスキンヘッドヌードに挑戦したり、ストリップに挑戦したりとマスコミを賑わせた。その後、飲食店経営者と結婚し、女児を出産。しばらくは芸能活動を休止していた。
「家で娘と一緒に自分の写真集を見ることもありますよ。目を背けるようなものは作っていない自信がありますから。娘も『ママ、セクシーねェ』って喜んでいます(笑い)。でも、芸能活動を休んでいたら、血が騒いじゃって(笑い)。何が何でもSHIHOとして復活しなくちゃ自分じゃない、と。夫には私のわがままに付き合ってもらった形で離婚しました」
その後はライブを中心に活動しているが、過激なパフォーマンスにも挑戦したいという。
「どうせやるならインパクトがないとつまらないじゃないですか。オールヌードでバラードの弾き語りライブなんかにも挑戦したいですね。過激なSHIHOを楽しみにしていてください」