90年代初めに「学園祭の女王」と呼ばれた元アイドルの中篠かな子が、広島東洋カープの緒方孝市選手と結婚したのは96年のこと。まだ23歳だった。アイドルグループ『桜っ子クラブ』のメンバーとして活躍し、ボディコン、ミニスカのセクシー路線で一生を風靡したが、結婚を期に芸能活動より主婦業を優先。家庭でどんな主婦業を営んでいるのか。中篠本人はこう語っていた。(週刊ポスト2003年9月5日号より)
「野球選手である主人の体を気遣って、料理は1日30品目を目指しているんですが、けっこう大変なんですよ。得意料理はすっごい庶民的なんですけど肉じゃがとか(笑い)。あと、ケガをしたときのためにマッサージの勉強もしているんですが、主人には『プロの人にやってもらうからいい』といわれてるんです」
明るい話ぶりからも、家族に囲まれた幸せな生活が伝わってくる。仕事でも声優に挑戦するなど、多彩に活動中だが、最近は時間の余裕もでき、絵を描くことにハマっているとか。98年には油絵で二科展に入選したほどの腕前だ。
「日本画を月に2回、3-4時間、先生についてみっちりやっています。この前は水彩画で童話の挿絵も描いて、新聞にも連載されたんですよ」