菅直人首相の圧勝に終わった民主党代表選では、直前にスキャンダルまで飛び出した。「小沢ガールズ」の青木愛議員が小沢氏と親密だとか、小沢氏の秘書と不倫疑惑、という内容だ。そんな中、ビートたけし氏は、「小沢サンは、いっそ誰もがうらやむ美人女優と付き合ってみたら」と進言する。
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「小沢サンのあの悪代官顔で、子飼いの議員と噂が出ちまうってのは印象悪いよな。いかにも自分の権力を使って、いいなりにしちゃってるようなイメージになっちまうんでさ。
ニッポンの政治家やら経済界の重鎮の女がらみのスキャンダルってのは、部下やら秘書やらが相手ってのが多くて、どうもショボくていやだね。
もし小沢サンが、誰もがうらやむ美人女優とつきあってたって話だったら、スキャンダルが逆に人気回復につながってたかもしれないぜ。
『キャメロン・ディアスと熱愛中』
『マドンナとワンナイトラブ疑惑!』
『チェ・ジウともあやしいんじゃないか』
みたいな話なら、『さすが小沢だ』ってことになるし、国際的でカッコいいじゃねェかってね。ニッポンの顔になるような政治家なら、つきあうオネエチャンだって大物であってほしいもんだよ。
別にニッポンのためになる政治をやってくれるんだったら、プライベートがどうだろうが、構いやしないんでさ。愛人が4人いるって相手候補から野次られて『5人だ』って訂正したという昔の政治家(三木武吉)の話じゃないけど、政治家ならそれぐらい豪快な方がいいよ。
すっかり陰の薄くなっちまった小沢サンだけど、ドハデな色っぽいスキャンダルで表舞台に復活して頂きたいところだね」
※週刊ポスト2010年10月8日号