大相撲秋場所で名横綱・千代の富士を抜き去り、歴代2位(昭和以降)の連勝記録をたたき出した横綱・白鵬の話題で持ちきりだった大相撲秋場所。現代の大横綱が連勝街道をばく進していた秋場所中のある深夜、実はライバルたちによる極秘の「決起集会」が開催されていた。
場所は、東京・港区の高級カラオケボックス。角界を引退した元横綱・朝青龍が、同郷モンゴルの後輩である大関・日馬富士を呼び出したのである。ある大相撲関係者がいう。
「朝青龍関は“オレはモンゴルの大統領になるんだ!”と上機嫌で笑ってましたね。モンゴルと日本とアジア諸国の架け橋になりたい、とも話していた。でも飲んでいくとドンドン愚痴っぽくなってきて……。“俺がいたら、白鵬なんかに大きな顔させなかった”“アイツに負けるわけない。辞めたくなかった……”と悔しそうでしたね」
朝青龍の引退相撲は10月3日に迫っている。それでも髷を切るまでは、まだまだ現役気分なのでした。
※週刊ポスト2010年10月8日号