卵子提供による体外受精妊娠を告白してから1か月、賞賛の一方で「お金にものをいわせている」「彼女のせいで、不妊治療をもっと頑張れといわれる」など野田議員の行動には多くの批判も寄せられた。しかし「批判されることは百も承知。でももう、いまの私の立ち位置はちょっと次元が違う」、50才の妊婦はそういって、現在の思いを語り始めた。
野田氏は今年5月に渡米、現地の不妊治療クリニックで卵子提供を受けて夫との受精卵を自らの子宮に戻しての妊娠だった。
「“50才でも産めるんです”と世の中の女性たちにいいたいなんてまったく思っていない。むしろその逆。野田のようになりたくない、と反面教師にしてほしい。私だって卵子提供での妊娠という段階にまで、なりたくて至ったわけじゃないし、養子をもらいたくても共働きということで拒否されて、いろいろな可能性すべてに挑戦してきた女としての最後の苦渋の決断だったんです」(野田氏)
そんな野田氏は41才のときに不妊治療を開始し、体外受精には計14回挑戦している。長い期間と数々の挑戦をした上で今回の「卵子提供による体外受精」に至ったのだ。
※女性セブン2010年10月14日号