おかみさん役で人気だった女優・池内淳子さん(享年76)が9月26日、肺腺がんで亡くなった。数々のホームドラマで活躍した池内さんだが、私生活では20代半ばで一度だけ結婚、わずか3か月で離婚した後は、あまり浮いた話の記憶がない。しかし、かつてこんな意外な話があった。
当時、『虹の設計』(64年、NHK)など幾度となく夫婦役で共演したのが俳優の長門裕之(76歳)だったが、85年に長門が著書『洋子へ』の中で女房公認の恋人として池内の名を挙げて大騒動となったのだ。
“洋子といる時間よりも彼女といるほうが長い時期があったからね。ふたりはたちまちゾッコンになり、よく外泊したものだ”“ロケ先では、ぼくの下着を洗濯までしてくれた”なんて話が飛び出したのだ。
これに怒った池内さんは、記者会見まで開いて長門との“不倫関係”を真っ向から否定していたのだ。
※週刊ポスト2010年10月15日号