2004年、プロ野球でセ・パ両リーグを1リーグにするとの発言をし、大騒動になった読売グループの渡辺恒雄会長。実は騒動の渦中、帰宅先が変わったことがあった。(週刊ポスト2004年8月27日号より)
スポーツ紙デスクがいう。
「ハイヤーがいつもと違うマンションに横付けされたため、“ついに愛人宅を発見か!”と各社が色めき立ちました。渡辺会長は新宿区の自宅以外に千代田区内にもマンションを持っていたのですが、そことも違うマンションでしたからね。でも、真相は夫人を気遣ってのことだったんです。
というのも、東京ドームに爆破予告のいたずら電話が入ったり、球団事務所に右翼団体の街宣車が押しかけたように、渡辺会長の身辺は決して安全とはいえない。公表していない自宅に脅迫電話がかかってきたこともあり、“家族を巻き込むのは忍びない”と、奥さんの身を案じて住み慣れた家から引っ越したんですよ。
夫人は会長が“キミが28番目にデートした女性だが、一番ステキだからプロポーズする”といって口説き落とした愛妻。今も大事にしているあたりに、憎めなさを感じるんですよね」