75年に37歳年上の上原謙(享年82)と結婚した女優・大林雅美さん。2女に恵まれた後、91年の離婚の際には、上原の長男・加山雄三夫妻との不仲を訴え、「跡継ぎの男児は必要ないと、2度も中絶を強いられた」と爆弾発言。さらには実業家との婚約破棄報道も重なり“稀代の悪女”と呼ばれたこともある。騒動後の人生を大林さん本人が語った。(週刊ポスト2004年1月1・9日号より)
「02年から、ようやく命日にお墓参りに行くようになりました。ずっと先方の家族に会うのも嫌だったんですが、娘たちに“もう、いいじゃない”といわれて……」(大林さん)
その後は銀座のクラブ『ラフレシア』のオーナーママになった。「98年には子宮がんの手術もしましたが、無理やり退院してお店に出てました。貯金もなく、娘たちの生活もかかってましたから」
その娘たちも成人した。長女は00年に結婚したが離婚して、六本木のクラブ勤め。2女は02年、上原芽英子の芸名で女優デビューした。
「2女は父親の跡を継ぎたいという気持ちから、“上原”を芸名にしたようです。私も本人の意思を尊重しようと。騒動でも批判もされ、人の心の痛みがわかるようになったからでしょうね」