厚生労働省の郵便不正事件で、大阪地検特捜部の主任検事だった前田恒彦容疑者(43)が証拠品のフロッピーディスク(FD)を改ざんしたとして証拠隠滅の容疑で逮捕された。この改ざんの事実を告発した女性検事Aさんの素顔とは?
Aさんの印象を、ある司法記者はこういう。
「スレンダーで、女優の清水美沙に似た美人です。気が強く、はっきりものをいう女性で、話をしていてこちらが圧倒されることもありました」
しかし、そんなストレートな性格ゆえか、ときには反感を買うこともあったようだ。
「上から目線で物をいう“高ビー”な女だと、あまりよく思わない人もいました。自分の意見を容易に引っ込めないため、同僚だけでなく上司とぶつかることも。特捜部で上司だった前田容疑者とは最初から馬があわないというか、ギクシャクした関係だったようです」(前出・司法記者)
実はAさんは以前、大学時代の友人に、心の内をこう吐露していたという。
「自分はこう思うのに、なかなか思ったことや、やりたいことができない」
それは何よりも大切にしたかった“正義”が、捜査の過程で歪められていくことに、歯がゆさを募らせていたがゆえの言葉ではなかったか。
※女性セブン2010年10月14日号