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『悪人』妻夫木聡 少年時代は“キンケシ”集め夢中でモテず

 映画『悪人』で、恋人と逃避行する殺人犯という役を演じるために、建設現場でバイトをしたり、精神的に自分を追い込むことまでしたという妻夫木聡(29)。あのスクリーンに出てきそうな小さな漁村で彼は生まれ育った。

 妻夫木は80年、漁業の町として知られる福岡県柳川市で、大手航空会社整備士の父と専業主婦の母の次男として生まれた。

 当時、妻夫木少年は人気アニメ『キン肉マン』のゴム製フィギュア、“キンケシ”集めに夢中になっていたという。

「いちばん印象に残っているのが、箪笥の引き出しふたつ分くらい“キンケシ”を持っていたことでしたね。お兄ちゃんと一緒に集めたもので、レアなものとかもいっぱい持っていました。それをうれしそうにみんなに見せていたのを覚えています」(小学校の同級生)

 そんな柳川での生活は小学2年生のとき、父親の転勤で終わりを迎える。引っ越し先は神奈川県横浜市。横浜の小学校の同級生のひとりが話す。

「ツマが転校してくるときは女子の間で“かっこいい人が来る”って話題になりました。ところが実際にはまだ背も低くて、ちょっとぽっちゃりしてたから、モテたという印象はないですね(笑い)。とはいえ、明るく気さくな性格だったから、すぐにみんなと打ち解けましたよ」

※女性セブン2010年10月14日号

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