週刊ポストが「仙谷官房長官が“政治主導”でこんにゃくゼリーの形と硬さを決定した」と先週報じたが、この件が永田町で大きな話題となっている。
同盟国アメリカから見捨てられていた「仙谷官邸」の無様を報じた記事……なのだが、記事の本論とは少し違って、注目を集めたのは、仙谷氏が「政治主導」で「こんにゃくゼリーの形と硬さ」を決めようとしているというくだり。
結局、政権を担った経験もない人が最高権力を握ると、政治主導もこの程度、という皮肉がいたく民主党議員たちの心に響いたようなのだ。若手議員の弁。
「仙谷さんの“オレ様”ぶりと、政権運営能力の隔たりに、日に日に党内の目が厳しくなっています。議員会館の食堂で、ある議員が“こんにゃくゼリーに全力で取り組んでる場合かよ”と舌打ちしていました」
※週刊ポスト2010年10月22日号