10月1日、たばこの値上げが実施された。たばこ税の引き上げによる値上げはこの10年間で3度目。これまでは1箱20-30円の小幅アップだったが、今回は一気に最大140円もの大幅値上げとなった。
「いままで同様、税収アップを見込んでいるのではという声もありましたが、今回の値上げではたばこを吸わなくなる人が急激に増えるため、財務省の試算では、税収は500億円落ち込む見込みです」(経済評論家・森永卓郎さん)
それでもたばこ税を大幅にアップさせた理由は「国民の健康のため」だという。
他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」が原因で死亡する人は国内で少なくとも年間6800人に上るという推計が9月28日に発表された(厚労省)。喫煙によって肺がんなどのリスクが高まるのは喫煙者だけではないとの声が高まっているのだ。欧米ではすでにたばこ1箱600-1000円。日本でも、さらなる値上げもあるかも!?
※女性セブン2010年10月21日号