「男子禁制」――女性ばかり5000人が集結するというユニークなイベントが10月3日、京セラドーム大阪内で開催された。
「ギャルマ」と名付けられたこのイベントは、ギャルによるギャルのためのフリーマーケット。主催は10-20代の女性をメインに、187万人がブログを開設する『デコログ』という携帯サービスだ。
「ブログで商品の売買をしている会員の方が多くいたので、フリマを開催してみようということになりました」(『デコログ』運営者)
告知は『デコログ』内のみだったが、今年5月、大阪での初開催には3000人が殺到。予想外の反響を受け、新たに大阪、福岡、東京で開催されることが決定したのだ。
遠くは沖縄や東京からもギャルが駆けつけた大阪会場。商品はギャルブランドのワンピース、スカート、ホットパンツなどの衣類や化粧品が中心だが、中にはキャバ嬢風のドレスや見せブラ、ベビー用品なども見受けられた。
「普通のフリマよりも断然早く物が売れるし、欲しい物も安く買える。いろんな人と絡めるし、ギャルマ最高!! ギャルマを考えた人、まじ、神っす」(20歳の出品者)
ネットサーフィンも巧みな現在の若者は、独自のコミュニティで時代を謳歌しているのだ。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2010年10月22日号