新語アナリストの亀井肇氏が、これから世の中に浸透しそうな言葉を先取り紹介。「グーグル症」(Google Disease)という言葉を同氏は紹介しているが、これについて解説する。なんでもグーグルで検索してしまう人が陥りがちな症状とは?
【定義】
グーグルの検索で病気について自分で調べ、素人判断で重篤な病気にかかっていると思い込んだり、医師に対して治療法で文句をつける症状。
【情報過多】
少し体に変調をきたした時に、その症状に近い病名をネットで見つけ、そこに書いてある情報をもとに、自分の体に起こっている変調以外の症状も自分にあると思い込んでしまう。医師に対してその思い込みを実際の“症状”として話してしまうので、医師はどんな病気なのか判断がつかなくなってしまう。
【蛇足】
「餅は餅屋」。
※SAPIO2010年10月13・20日号