いま、主婦が欲しい家電としてまっ先にあがるのが「ホームベーカリー」。こだわり素材の食パンも1斤80円程度でできてしまうお得さも人気の秘密。
ビックカメラ新宿西口店では、秋にはいってホームベーカリー(HB)売り場を拡充。販売員の横山佳奈子さんも、その注目度を実感しているという。「米粉が使えるかなど、問い合わせは増えています。ビックカメラ全体でも、対前年比約2倍と売り上げが大幅アップ。現行機種は各種パンに加え、パスタやうどん、もち、ジャムなどまでつくれるものが多いのですが、そういった機能が充実したものが売れ筋です」(横山さん)
たとえば、パナソニック『SD-BMS102』(3万2800円)は、ライ麦パン、フランスパンなど本格ハード系パンも可。米粉パンやうどん・パスタ生地、もち、あんこもつくれる。同社広報の田中さんは「ドライイーストの自動投入がおいしさの秘密。200以上のメニューを掲載のレシピサイトも人気です」と語る。
節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「HBほど節約に役立つものはない」という。
「毎日、口にするものですから、安全でおいしいものを食べたい。ホテルで売られているようなパンは1斤300円前後しますが、HBなら国産の上質な粉を使っても、材料費は1斤あたり100円未満。節約になるうえ、何よりできたてでおいしいパンが毎朝食べられるんです」(丸山さん)
栄養価は高いのに小麦粉よりカロリーが低い米粉が使えるHBが登場したのも人気の要因の一つ。小麦アレルギーの人でも安心して食べられるだけでなく、米粉パンのもっちりした食感自体がやみつきになる人も多い。
「100%米粉を使ったパンもおいしくできるよう各社、力を入れていますね」(丸山さん)
簡単でおいしい、節約にもなるなら使わなきゃソンかも?
※女性セブン2010年10月21日号