政府の事業仕分け第3弾を10月下旬に控え、“仕分けの女王”こと、蓮舫・行政刷新担当大臣(42)の周辺が騒がしい。
自民党の佐藤ゆかり議員(49)は、「とんでもないことです。国を背負う責任ある役職にお立ちいただくことはできない」と語って蓮舫大臣の辞任を要求。同じく片山さつき議員(51)は、参議院本会議の代表質問で取り上げ、
「事業仕分けで商店街対策(の費用)を削られて泣いている人が全国にいます。その仕分けをしたかた(=蓮舫大臣)が、百数十万円のドレスを取っ換え引っ換えしているのを知ったら、商店街の人たちはどう思うのでしょうか」と皮肉たっぷりにいった。
いずれも『VOGUE NIPPON』11月号(9月28日発売)に掲載された写真をめぐる発言だ。同誌は5ページにわたって蓮舫大臣を特集。作家・重松清氏(47)によるインタビューとともに、国会議事堂内で撮影された蓮舫大臣の写真を掲載した。
さすがは元クラリオンガール。そこには大理石がふんだんに使われた議事堂内の回廊を背景に、ハイブランドを巧みに着こなす蓮舫大臣の姿が。写真キャプションにジャケットやブラウス、スカートなどのブランド名と価格が明記されているが、その額、合計131万2500円。もちろん、『VOGUE』誌側が用意したものだが、確かに“取っ換え引っ換え”ではある。
が、これが問題になった。国会担当記者は語る。「国会の規則で、議事堂内では本来、私的活動や営利目的の撮影は禁止されています。蓮舫大臣は『政治活動の一環』として許可を得ていますが、ブランド名や価格の表示は営利を前提にした宣伝であり、ファッション誌への掲載は、政治活動ではなく、私的活動であるというのが、批判派の見方です」
蓮舫大臣は「懸念を抱かせたとすれば率直にお詫びする」と表明しているが、自民党では谷垣禎一総裁も「ふざけている!」と一喝。今後、蓮舫大臣が国会で追及される場面も予想される。
※女性セブン2010年10月28日号