日本料理店『銀座ろくさん亭』には、和の鉄人の秘蔵っ子の料理長がいる。
宮永賢一さん(42)は、大学卒業後、人気テレビ番組『料理の鉄人』の助手を務め、師匠・道場六三郎氏と出会い、和食の道へ。07年、今年創業40年を迎える『銀座ろくさん亭』料理長に就任。
普段、宮永さんが立つこの調理台の前はカウンター席。ピシッと折り目正しい男前、言葉を交わせば朗らかできさくな料理長でもある。
その宮沢さんは、
「秋が旬の根菜類は、冬を前に栄養・うまみともにたっぷり蓄えて本当においしくなります。その実りの喜びを実感できるよう、シンプルに料理したいですね。僕も若い頃は、奇をてらう調理法を様々試みましたが、伝統的な“素材の活きた料理”に勝るおいしさはありません。真剣にていねいに食材と向き合い、いまも日々精進です」と語っている。
【銀座ろくさん亭】東京都中央区銀座8-8-7銀座ソワレドビル8・9F
※女性セブン2010年10月28日号