無駄買いが減らせるネットスーパーの利点を通常通りスーパーに行って店頭で選ぶ場合にも生かしたい。それには、買うべきもののリストを持って買い物に行くことが大切。激安セールと聞くと、ついつい買ってしまう人は多い。
心理学者で駒沢女子大学の富田隆教授が解説する。
「スーパーのセールでは“お一人様1個まで”や“16時まで”などと数量や期間を限定するケースが多いのですが、この売り方は心理学で“デッドラインテクニック”と呼ばれています。期間が迫っていますよ、何個までですよ…というようにデッドラインを設定されてしまうと、人は理性的な判断が鈍くなってしまうんです。“買えるうちに買わなきゃ”と焦ってしまうんです」
こうした衝動を抑え、無駄な買い物をなくすために買い物リストの持参がマスト。「買い物リストを手にもって売り場をまわってください。デッドラインテクニックにあっても、“自分が何を買いにきたのか”を意識し、冷静に判断できるんです」(富田教授)
※女性セブン2010年10月28日号