円高で海外通販の魅力が高まっている。円が1ドル=120円台、1ユーロ=160円台だったほんの2-3年前に比べ、円はドル、ユーロそれぞれに対して30%以上も上昇している。単純に考えて、同じ商品を現在海外通販で購入すれば、当時より 3割程度安く買えることになる。
ただ、海外通販を個人で利用するというと、経験のない人にとっては、「英語が得意ではない」「海外のサイトにクレジットカードの情報を入力するのはちょっと」といった理由で、抵抗を持つ人も少なくないだろう。
しかし、セキュリティのしっかりしたサイトを選べば、国内でネットショッピングをすることと大差はない。また、中学英語程度の英語力があれば、英語で困ることもない。日本からのオーダーに応じてくれる海外のショップも増えており、いま活用しない手はないといえる。
ビギナーでも使いやすい有名百貨店のサイトを『海外ネット通販百科』の著者、上野陽子氏が紹介する。
■Neiman Marcus(ニーマン・マーカス)
http://www.neimanmarcus.com/
米高級百貨店ニーマン・マーカスのオンラインショップ。コールハーン、コーチ、DKNYなどの米国のブランド品に加え、グッチやプラダなどの米国外のブランドも充実。日本ではセールをしないバーバリーのプライスダウンもある。日本語での入力・注文も可。
■Harrods(ハロッズ)
http://www.harrods.com
イギリスの高級百貨店であるハロッズ。食品から衣料品、雑貨、おもちゃまで揃っている。オリジナルのロゴ入り製品やテディベアグッズは、日本でも人気が高い。テディベアグッズは限定品や記念品を販売することもあるので、ファンは特に見逃せない。
■J.C.Pemmey(ジェイ・シー・ペニー)
http://www.jcpenney.net
米国の庶民派百貨店として有名なジェイ・シー・ペニー。家具や雑貨の品揃えが豊富。ニーマン・マーカスやハロッズに比べてリーズナブルな価格が魅力だが、インポート物らしいファッショナブルな雰囲気がたっぷり。オンラインセールではさらに格安に。
※マネーポスト2010年11月号