強豪アルゼンチンに勝利、韓国にアウェーでドローと上々の滑り出しをしたサッカー日本代表。順調にみえるサッカー日本代表だが、実は一触即発の事態が起きている。三顧の礼で迎えられたザッケローニ監督(57)に、本田圭佑(24)が公然と反旗を翻したのだ。
発端は韓国遠征での「ケータイ禁止令」だった。「ピッチの中でも外でも監督の考えを浸透させることが狙いで、我の強い選手が集まる代表チームや欧州の強豪クラブではごく当たり前のルール。トルシエ元監督時代にも同様の決まり事があり、破った選手が代表合宿から強制送還されたこともあった」(協会関係者)
新監督に睨まれて、代表に呼ばれなくなったら元も子もない。一部で「岡ちゃん時代はユルかったのに」と愚痴が漏れたものの、選手たちはおとなしく“ザック法”に従ったが……。「ビッグマウス」を自認する不動のエースだけは違った。
韓国入りした10日、ソウル市内のホテルに向かうバスの中―。サングラス姿の本田が、一人携帯電話で通話する姿が!「翌日のスポーツ紙でその写真が出てしまったので、同行スタッフは焦ったようですが、幸いにも日本語がわからない監督の目には留まらなかったようです」(スポーツ紙記者)
※週刊ポスト2010年10月29日号