1990年の開始から20年間、ついに最終となる第10シリーズの放送が始まった国民的ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。
物語の軸となる「岡倉家」には、昭和30年3月生まれの長女・弥生(長山藍子)、32年5月生まれの次女・五月(泉ピン子)。36年7月生まれの三女・文子(中田喜子)。42年8月生まれの四女・葉子(野村真美)。そして44年9月生まれの五女・長子(藤田朋子)、という5人の娘がいる。
どうして全員女性なのだろうか。脚本家・橋田壽賀子さん(85)は、こう説明する。
「男の子もいれるか悩んだんですけどね。でも男の子っていうのは、結婚するとみんなお嫁さんのほうにいっちゃうから、あまりドラマにならない。実家にやってくるのは娘なので、子供はみんな女の子の設定にしたんです」
※女性セブン2010年11月4日号