世紀の救出劇となったチリ落盤事故で、引き続き世界中をにぎわせているのは21番目の救出者・ジョニー・バリオスさん(50)の愛人問題だ。
この問題が一躍有名になったのは、事故発生から約1か月がたった9月、作業員の家族への寄付金約80万円の受け取りに愛人のスサーナ・ヴァレンズエラさん(50)が名乗り出たのが発端だった。
一方、結婚28年目の妻マルタ・サリナスさん(56)も「バリオスはいまでも私の夫。あの女に正当性はないわ」と譲らない。
男とカネをめぐる女同士の争いは、救出当日にクライマックスを迎えるかと思われたが…。その後、新たな展開が。
「バリオスさんがまだ事故現場に閉じ込められているとき、“2人目の愛人”がヴァレンズエラさんのもとを訪れたそうです。“2人目の愛人”は自分にこそ寄付金を受け取る権利があると主張しましたが、ヴァレンズエラさんは“彼が私を捨てるわけがない”とその女性をビンタして追い返したんです」(チリ地元紙記者)
世界中を感動で包んだ世紀の救出劇。しかし、その裏では作業員の独占インタビューや手記の入手をめぐって、メディアによる家族の買収合戦が始まっている。
インタビュー出演のギャラは300万円以上にまで上がり、作業員の平均月収8万5000円の3年分の水準に高騰しているとも。
※女性セブン2010年11月4日号