スマートフォンは非常に便利なものだが、「ツイッターとGPSは 要注意!」と語る人物もいる。一体何があったのか?
何かを思いついた時につぶやくことができるツイッターは、スマートフォンとの相性がいい。20代会社員のE氏は、彼女には「今日は残業」とウソをついて合コンに出かけた。会場はオシャレなイタリアンレストランで、きれいに盛りつけられた料理が出てきた。 「ついお皿を撮影して『晩飯なう』とツイッターに投稿しちゃったんです。別に残業でもメシくらい食いに行くから、彼女に見られても大丈夫だろうと思っていました」
ところが、投稿すると即座に彼女から怒りのメールが。
「残業って言ってたのに、渋谷なんかで何やってんの!」――実はスマートフォンの中には、撮影した写真にGPSの位置情報を埋め込む「ジオタグ」という機能を盛り込んでいるものがある。この機能をオンにしていると、ネット上の写真から、撮影した場所が特定されてしまうのだ。
ケータイ・ライターの佐野正弘氏も注意を喚起する。「たとえば独り暮らしの女性が自宅で撮った写真を軽い気持ちでアップしてしまうと、住所がバレてしまう危険性があります。ジオタグを外すこともできるので、くれぐれも気をつけて使ってください」
※SAPIO2010年11月10日号