最終となる第10シリーズの放送が始まった国民的ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。20年余の歳月は、キャストも役柄と同じように成長してきた。
「眞」役のえなりかずきは5才でスタートし、現在は25才になった。眞の姉役で12才から参加している吉村涼が振り返る。
「子供がたくさんいて楽屋で遊んでいるとついつい大騒ぎになります。すると、“うるさい!”ってピン子さんから怒られて(笑い)。でも楽しかった。本当の家族みたいで。私は成長していくうちに痩せたり、太ったり。すべてドラマに映っています」
大学受験時期のえなりは、たくさんの参考書と台本を抱えてスタジオにはいり、楽屋では熱心に勉強していたという。その姿は、眞が東大を目指して勉強するシーンにシンクロする。ドラマは自然と実生活のドキュメンタリーの側面も持ち合わせてきたのだ。
※女性セブン2010年11月4日号