黒豆、黒酢、黒糖…など黒い食材をとることで健康的にやせる「黒色(くろしょく)ダイエット」なるものが話題らしい。いったいどんなものなのだろうか。本誌オバ記者(体重73.5kg)がレポートする。
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「健康維持のためには体を温めることが大切なんですよ」。こう話すのは、『やせる「黒食」』(小学館)の著者で、イシハラクリニック院長・医学博士の石原結實さん。石原さんはさらにこう話す。
「免疫力低下、がん、炎症性疾患、メタボリックシンドロームもすべて低体温が背景にあると私は考えています。
がん細胞は35度でいちばん増殖しますし、肺炎、気管支炎のような炎症性疾患は、低体温で老廃物が充分に燃焼できないために、体がばい菌の力で燃焼しようとして起きてしまうと東洋医学では考えられています」
なるほど、“冷え”が、さまざまな病気やメタボの原因なのね。
いわれてみると、冷え症ではなかったオバも中年になって手足が冷えて眠れない夜がたびたび。脂肪が根雪のようにお腹にへばりつきだしたのもこのころからだ。食べすぎ、運動不足、ストレスも、体を冷やすもとらしい。ことごとく思い当たる。
体を温めるためには、「朝だけ断食」と「しょうが」「黒食材」をとることが重要だというので、さっそくチャレンジ開始! 体温を上げる効果のあるしょうが紅茶に、ビタミン、ミネラルたっぷりで代謝を高める黒糖を入れる。これを朝、飲むといいという。
よっしゃ。が、実はオバ、ここでズルをした。黒糖は、抜いたほうが痩せるの早そうじゃない?
でも、素人の浅知恵だったね。結局お腹がすきすぎて、我慢できずに昼前にトーストを1枚食べてしまったわ。それが翌日、黒糖のカケラをしょうが紅茶に入れて飲んでみたら、あらら不思議こっちのほうが昼までお腹がもつのよ。黒糖を抜いたほうが痩せるの早そうっていうのは、大きな間違いだったみたいね。
※女性セブン2010年11月11日号