国際情報

金正恩氏の祖父がかつて「力道山と腕相撲して勝った」の証言

 金日成氏、金正日氏につぐ北朝鮮総書記3代目と目されている金正恩(キム・ジョンウン)氏の母、高英姫(コ・ヨンヒ)氏。その父、つまり正恩氏の祖父・高太文(コ・テムン)氏は、日本名を高山州弘(くにひろ)といい、かつて大同山又道という名でプロレスラーとして活躍していた。大阪・鶴橋にある正恩氏のルーツを、ジャーナリストの山藤章一郎氏が追った――。

******************************
 昭和30年代、日本はプロレスに湧いた。力道山のプロレスを見る人々が街頭テレビに群がった。

 高英姫の父・高太文は昭和31年、「東亜」を旗揚げした。リングネームは、平壌を流れる大同江(テドンガン)から採った大同山又道。

 大阪・鶴橋「金海道場」があったすぐそばの商店主の話。「太文さんは、家の前でいっつもベンチプレス挙げてな。上は裸、下はタイツ。すごい体してたで。子どもらが腕にぶらさげてもらう順番待ってな。『力道山と腕相撲して勝ったんや』というて。どこの家にもないカメラ持って、なんかいうと家族写真撮ってましたわ」

 だが、「大同山」高太文は対抗する「国際プロレス団」の木村政彦に敗れた。

「あれがきっかけで北朝鮮に帰るんです。娘の英姫は小学生で、御幸森のバレエ教室に通ってました。

 はっとするような別嬪さんやった。家ではいっつもチョゴリで。通ってた北鶴橋小学校の『ノノセ』先生いうたかな。家族はお慕いしとったんや。英姫に『かっちゃん』いう兄ちゃんがいましたんやが。

 そうや、思い出しました。太文の家が焼けてな。そのあと、あの家族を見た者が誰もいてません」(同前)

※週刊ポスト2010年11月5日号

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
会見中、涙を拭う尼僧の叡敦(えいちょう)氏
【天台宗僧侶の性加害告発】フジテレビと同じ構造の問題ながら解決へ前進しない理由とは 被害女性への聞き取りも第三者の検証もなく、加害住職の「僧籍剥奪せず」を判断
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
フジテレビが今やるべきは、新番組『怒っていいとも!』を作ることではないか
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
ゴールデンタイムでの地上波冠番組がスタートするSixTONES
ゴールデンタイムで冠番組スタートのSixTONES メンバー個々のキャラが確立、あらゆるジャンルで高評価…「国民的グループ」へと開花する春
女性セブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン