いま、話題なのが、「朝だけ断食」と「しょうが」「黒い食材」をとるだけという「黒食ダイエット」。簡単な心がけで、手軽に効果が上がるというこの「黒色ダイエット」を本誌オバ記者(体重73.5kg)が挑戦することに。どんな食材にどんな効能があるのか、まずはそのあたりからオバ記者がレポートする。
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はっきりいって、ホントにこのメソッドで痩せるのかしら?と、まだ半信半疑なオバ。そこで『やせる「黒食」』(小学館)の著者で、イシハラクリニック院長・医学博士の石原結實さんに話をきいた。
「漢方では健康増進や病気を治癒させるとき、体を温める効果のある陽性食材と、体を冷やす効果のある陰性食材を使い分け、冷え症の人には陽性食材を、体が温かい陽性体質の人には陰性食材を与えることが、2000年も前から行われてきました」
で、黒食材の効能を詳しく聞いて驚いたね。
「黒豆、黒ごま、黒糖、黒酢といった黒食材は陽性食材に分類され、温め効果以外にもさまざまな効果があります。黒食材には、アントシアニン(ポリフェノールの一種)という黒い色素が含まれ、皮膚に含まれるコラーゲンを増やしたりし、キメの細かい肌を生み出してくれます。さらに、脂肪の蓄積を抑制してくれる効果もあります」
いっこく堂の腹話術人形のようなほうれい線ができつつあるオバ。このひと言で、完全にスイッチがはいったね。黒食材の代表格、黒酢と黒ごまを、いつもバッグに入れて持ち歩くことにした。ファミレスのサラダにちゅっと黒酢。パスタ、焼き魚にもちゅっ。やってみてわかったんだけど、黒酢ってたいがいの食材にマッチする、それどころか味をよくするんだわ。
それからご飯の上には黒ごま。新米に、黒くなるほどかけたら、かみごたえがあってお茶碗半分でけっこう満腹になるの。でもさぁ。おいしく食べて美肌になって痩せられるなんて、話がオイシすぎて不安になってくるくらいよ。
※女性セブン2010年11月11日号