SAPIOではスマートフォンの利用実態を探るべく東京・大阪で300人調査を行なった。
新橋で話を聞いた『iPhone4』を最近手に入れたばかりという35歳の男性会社員が語る。「部内でスマートフォンを持っているのは、新入社員と僕だけ。購入した次の日に職場で『iPhone買ったんですよ~』と自慢したら、部長から“チャラチャラしちゃって”と嫌みを言われてしまいました」
そんな部長さんは、当然、折りたたみタイプのガラケー(日本国内向けのガラパゴス携帯)だという。
では、ユーザーを世代別に見るとどうなるのか。調査によると、やはり世代が若ければ若いほど“スマートフォン率”が高いという結果が出た。30代と40代に大きな〝溝〟があるらしく、50代以上になると、スマートフォンの所有率はわずか8.9%だった。
一方で、「スマートフォンに買い替えたいけど、ケータイ代が高くなると聞いて、諦めました」(21歳・大学生)という声も20代を中心に複数聞かれた。
※SAPIO2010年11月10日号